『7つの習慣』まとめ|これから書籍を読むあなたへ、内容をわかりやすく要約

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『7つの習慣』が人生にもたらす効果と可能性とは─

『7つの習慣』が最初に刊行された1989年から30年以上の月日が経つ中で、私たちの暮らしははるかに複雑化し、より多くのことを求められるようになり日々のストレスも増す一方です。さらには、その変化の速度も年々大きくなってきています。このような状況に対して、『7つの習慣』の著者であるスティーブン・R・コヴィー博士(以下:コヴィー博士)は、「時代の変化が大きいほど、困難なチャレンジであるほど、『7つの習慣』が持つ意味も大きくなっていく」と語ります。

さらに彼の本書での言葉を引用すると「私たちが抱えている問題、感じている痛みは普遍的なものであり、問題の数も、痛みの度合いも増している。しかしその解決方法は、歴史の中で長く繁栄した社会すべてに共通する原則、不変にして普遍の原則、自明の原則に基づいている。私はただ、これらの原則を明確にし、体系づけただけなのである。」(参考:スティーブン・R・コヴィー博士著『7つの習慣』)と語っていました。

なぜ『7つの習慣』がこれほどまで多くの人に感銘を与え、今もなお強い影響力を持っているのかが伝わってくるでしょう。人類が発展し繁栄し続ける限り、『7つの習慣』でまとめられた普遍的な原則や考え方は、まるで地球が太陽の周りを公転していることのように変わることがなく、私たちは原則に適応して生きていくほかありません。

だからこそ『7つの習慣』で体系的にまとめられたエッセンスを学び、日々の生活に浸透させていくことで、私たちは思い通りの人生を送れるのです。

『7つの習慣』の書籍内容をわかりやすく要約!

この記事では、今の時代だからこそ求められる『7つの習慣』の真髄や、原則の効果を最大限に生かすための方法をわかりやすくまとめています。

また、不変にして普遍の原則に基づいた『7つの習慣』のエッセンスを抽出していきながら、あなたが日々生きていく中で取り組まれている課題の解決のヒントを示していきます。過去に一度でも『7つの習慣』を読んだことがある方、初めて『7つの習慣』に触れる方でも、簡単に理解できるようにできるだけ専門用語は使わずにまとめているため、ぜひ楽しんでご覧ください。

5分でわかる!世界中で愛される『7つの習慣』とは

まずは『7つの習慣』の意味を確認しましょう。コヴィー博士が提唱した『7つの習慣』とは、まとめると次の通りです。

  • 第1の習慣 主体性である
  • 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
  • 第3の習慣 最優先事項を優先する
  • 第4の習慣 Win-Winを考える
  • 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
  • 第6の習慣 シナジーを創り出す
  • 第7の習慣 刃を研ぐ

『7つの習慣』は全体を通して、連続的な成長のステップを踏むことで依存状態から自立へ、さらに自立から他者との相互依存の関係を作る状態を目指しています。つまり本書を読んで学び・実践していくことで、個人としての効果性・人間関係の効果性を最大限に高めていくことができるのです。

本書は、全体で4部の構成です。第1部では、人が効果的に生きるための基盤となる普遍的な原則について「インサイド・アウト」や「パラダイム」「人格主義」などの用語を用いて解説しています。基本原則を理解し、成功のための基盤を作る前提となる考え方を伝えています。

第2部で扱っている項目は「私的成功」の習慣である、第1・第2・第3の習慣です。主体性を発揮して自分の内面の奥にある価値観を見つめ直し、価値観に従って生活するために必要な考え方や習慣について扱われています。

第3部で扱っているのは「公的成功」の習慣である、第4・第5・第6の習慣です。現在うまくいっていない人間関係を癒やすとともに、今うまくいっている人間関係をさらに発展させ、深く固い創造的な関係を築いていくための原則と方法がまとめられています。

第4部で記されているのは「再新再生」の習慣である、第7の習慣についてです。人間を構成する4つの側面をバランスよく日常的に再生させるための方法を伝えています。さらには改めて自分自身や社会の流れを変える人間になるために「原則」について解説し、本書をまとめる流れです。

7つの習慣をさらに詳しく学ぼう!

ここからは『7つの習慣』について、その前提となる考え方や各習慣の詳しい内容を学んでいきましょう。

各習慣ごとのつながりや全体での構成を意識しながら学ぶと、さらに日々の生活で活かすためのヒントを得られます。コヴィー博士も本書の中で、「この本との関係を生徒(教わる側)から教師(教える側)に転換することを勧めたい。(中略)学んだことを二日以内に他の人に教えることを前提として読んでほしい。」と語っています。

『7つの習慣』を過去に読まれたことのある方やすでに実践されている方は、本記事をご自身が『7つの習慣』の考えや行動を実践できているかの再確認の機会として読んでみてください。一方、『7つの習慣』に触れたことのない方は、実際に本書を読むための予備知識や今日から使える実践的な知識として読み進めてみることをおすすめします。

パラダイムと原則とは?

『7つの習慣』を通して、自分が望む人生を歩む上で欠かせない要素として、以下の3つが挙げられます。

  • パラダイム
  • インサイド・アウト
  • 原則

まず「パラダイム」とは、物事の“見方”を指し、物事をどう認識・理解・解釈しているかを指します。例えば「仕事」に対して「つまらない」「やっても意味がない」などの捉え方、物の見方のことです。私たちは自身の持つパラダイムを元に、無意識でその物事への態度や行動を決めています。「仕事はつまらない」というパラダイムを持っていた場合は、仕事を楽しんだり、前向きに取り組んだりするのは難しくなるでしょう。

次に「インサイド・アウト」とは、外部環境のせいにするのではなく、自分自身の内面や在り方を変えることでしか、本当の変化や成長は成し得ないということです。問題が起こった際に、原因や解決策を他者に委ねてしまっていては、いつまでも自ら主体的に解決することや自分の望む人生を実現することはできないでしょう。

そして『7つの習慣』の「原則」とは、例えば「正直」「誠実」「忍耐」「勇気」「勤勉」など、人間の内面にすでに存在し、私たちが知っていても知らなくても存在する働き・原理のことです。原則は万有引力の法則のように普遍的であり、時代・場所・人種を問わず、自分の望む人生を実現する上で必要とされる素質です。

『7つの習慣』では「インサイド・アウト」のあり方で自分が持っているパラダイムを理解し、原則に近いパラダイムに転換させていくことが、人生における成功を得る上で非常に重要視されているのです。

第1の習慣〜第7の習慣までを解説!

ここからは、『7つの習慣』のメインとなる習慣部分について1つずつ紹介します。

もしかしたら、すでに要約部分で満足だと感じる人もいるかもしれません。しかし『7つの習慣』はそのタイトルにある通り、原則の考え方を実行し続け習慣化すること、果ては自分の人格レベルまで変容させて人生に降りかかる問題を根本から解決することが目標です。ぜひ『7つの習慣』の原則を日常に活用するヒントを学んでみてください。

第1の習慣 主体的である

『7つの習慣』の第1〜3の習慣は「私的成功」の習慣と呼ばれています。この原則は、社会で効果的な人物として活躍する土台となる人格や考え方・習慣です。第1の習慣「主体的である」を要約すると、「あなたは自分の人生の脚本家であり、自分の人生で起きるすべてのことに対する責任がある」と述べられています。

本書における「主体的である」とは、自分の身に起こる出来事に対して、感じることや反応することは自らコントロールできることです。例えば雨が降っていたときに「今日は涼しくていいな」と捉えたり、上司から理不尽に叱責された場合でも、しかめっ面をするのではなく「上司にも上司なりの考え方がある」と冷静に捉えられたりできます。

このように、身に降りかかる「刺激」と自らの「反応」の間には選択の自由があります。一方でどんなに困難な状況であっても、原則に照らして正しくない反応をしてしまった場合は、その選択をしたあなたに責任があるという考えが必要です。

また反応の責任は、過去やコントロールできない出来事に対しても同様です。例えば「貧乏の家に生まれたから成功できない」と考えることや、「いじめられてきたから人は信用できない」という考えについて、事実は変えられなくとも、解釈や反応は変えられます。

つまり「主体的である」とは、自分がコントロールできる事柄とできない事柄を見極め、コントロールできる範囲には責任を持って生きることです。

第2の習慣 終わりを思い描くことから始める

 

「終わりを思い描くことから始めるというのは、目的地をはっきりさせてから一歩を踏み出すことである。目的地がわかれば、現在いる場所のこともわかるから、正しい方向へ進んでいくことができる。」

引用:スティーブン・R・コヴィー博士著『7つの習慣』

第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」とは、「自分の人生の脚本を自らの手で描く」習慣です。

本章の冒頭では、あなた自身の葬式をイメージし、葬式の中で誰からどんな言葉を投げかけられたいかを考えるところから始まります。自分の人生の最後を思い描き、自分の人生すべてにおいて重要視したい行動基準や価値観・考え方を明確にしていきます。

さらに望んだ人生を歩むために、自分が果たすべき役割を考えることが大切です。例えば会社員として果たす役割、夫・妻として果たす役割、交友関係で果たす役割などを考え、自分の人生で譲れない価値観や行動の判断基準、あるべき姿などを鮮明にイメージ・言葉にしましょう。

『7つの習慣』では、自分の役割を言語化する過程を「ミッション・ステートメント」と呼びます。自分や自分が属する組織の守るべき憲法のように、日々その内容を唱えたり、部屋の壁など見える場所に張ったりすることを推奨しています。

自分の望む人生について日常的に想像する習慣がない人は、周囲の考えに流されてしまい、自分の目指す方向について判断できないため理想の人生の実現が難しくなると述べられています。ぜひ少しでも時間をとって、あなたにとっての理想の人生とは何か、そのために必要な役割・優先すべき考え方を整理して、日々ミッション・ステートメントを振り返る習慣を作っていきましょう。

第3の習慣 最優先事項を優先する

 

「成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。彼らにしてみても、必ずしも好きでそれを行なっているわけではないが、自らの嫌だという感情をその目的意識の強さに服従させているのだ」

引用:スティーブン・R・コヴィー博士著『7つの習慣』

第3の習慣「最優先事項を優先する」とは、「第2の習慣で描いた人生脚本通りに物事を実行していく」ことです。

どれだけ立派な脚本ができたとしても、実行に移して継続するだけの意志や自制心・誠実さは必要になります。さらに、短期的なスケジュールや目標だけでなく、長期的な目標や生きる目的、あなたの根本にある価値観に照らし合わせて生きる覚悟や勇気も求められるでしょう。

そのため『7つの習慣』では、緊急度と重要度の2つの軸から「時間管理のマトリックス」の考え方を示しています。日々多忙な中で、緊急かつ重要なことに多くの時間を費やしているとそのまま精神や体力を消耗し、緊急ではないが重要なことや、緊急でも重要でもないことに時間を費やしてしまうことが多いかもしれません。

しかしその中で、自分の長期的な計画を立てたり、人間関係や心身をメンテナンスするなどの「緊急ではないが重要なこと」に時間を費やすことが極めて重要です。そのためには自分の中で重要なことは何かを見定め、重要ではない事柄に「No」という決意と覚悟を持ちましょう。

第4の習慣 Win-WInを考える

『7つの習慣』の第4〜6の習慣は「公的成功」の習慣と呼ばれています。組織や交友関係において実りある人間関係を築き、相互に協調していくための習慣です。

その中でも第4の習慣「Win-Winを考える」とは、人間関係において双方の価値観や目的・期待値を把握し、双方にとって利益のある選択をすることを目指す習慣です。

相手との関係性を考えたときに、その関係性は下記の6つに分類されます。

  • Win-Win:双方ともに勝つ
  • Win-Lose:自分が勝って相手が負ける
  • Lose-Win:相手が勝って自分が負ける
  • Lose-Lose:双方が負ける
  • Win:他者を考えず自分だけが勝つ
  • No Deal:何の契約も交わさない

    仕事・プライベートを問わず現実の人間社会においては、ほとんどが相互依存的な関係です。そのため実質双方に得がある「Win-Win」か、関係を結ばない「No Deal」のみが原則に基づいた効果的な関係といえます。私たちは相手との対話を通して、その人の価値観や目的・期待値などをすり合わせていき、どちらかのゴールへの到達を目指す必要があります。

    「Win-Win」または「No Deal」の人間関係を築くためには、普段から誠実な人格を築いた上で、相手の考えていることや期待していることを思いやる心と、自分の本心を相手に伝える勇気が必要です。例えば、相手への思いやりがなければ自分だけが得をする結果になり、自分が要求を我慢して築く関係も長期的に望ましくはありません。

    さらに「豊かさマインド」を持つことが重要です。豊かさマインドとは、自分や相手だけでなくこの世のすべての人に行き渡るだけのものが十分にあるという考えです。一方で多くの人は、パイは1個しかなく誰かが1切れ食べたら自分の取り分が減るという欠乏マインドを持ってしまっているため、手柄を独占する発想や相手の取り分を減らす考えに至ってしまいます。

    第4の習慣を実践するには、第1〜3の習慣を実践する中で培われた自分の人生の基盤や信頼が重要になります。

    第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される

     

    「まず理解に徹する。問題が起こる前に、評価したり処方したりする前に、自分の考えを主張する前に、まず理解するよう努力する。それは、人と人とが力を合わせる相互依存に必要不可欠な習慣である。」

    引用:スティーブン・R・コヴィー博士著『7つの習慣』

    第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」は、公的成功の2つ目として、他者との信頼関係や効果的な人間関係を築いていく上で相手の話に耳を傾ける重要性とその方法について述べられています。

    習慣の名前にもあるように、良好な人間関係を築くためには「まずは理解に徹する」ことが大切です。そのために重要な“傾聴”をうまくできている人はほとんどいないとコヴィー博士は語ります。多くの人はオウム返しといったテクニックで相手をコントロールしようとしたり、相手の話を聞く途中で次の話題を考えたりしているためです。

    相手の話を聞くためには、コヴィー博士は「共感による傾聴をせよ」と述べています。共感による傾聴とは、相手を理解したいという気持ちをもって、相手の立場・見ている世界を同じく見るつもりで聴くことです。そのためには第1〜3の習慣で挙げられた私的成功を重ねるとともに、相手との高い信頼残高を維持し、相手の言葉や話を評価したり、探ったりしない共感のスキルを磨くことが大切です。

    自分が「理解される」という段階は、相手を理解した先に訪れます。相手を深く理解し、相手の立場で考えられているようになれば、自然と自分の考えを理解してもらいやすくなるのです。人は皆、自分の話を聞いて欲しがっているからこそ、まずはあなたから相手の話を心から聴きましょう。第5の習慣はあなた次第で今日からでも実践できます。

    第6の習慣 シナジーを創り出す

    「シナジーを正しく理解するなら、シナジーは、あらゆる人の人生においてもっとも崇高な活動であり、他のすべての習慣を実践しているかどうかの真価を問うものであり、またその目的である。」

    引用:スティーブン・R・コヴィー博士著『7つの習慣』

     

    第6の習慣「シナジーを創り出す」は公的成功の習慣の最後であり、コヴィー博士が「ここまで学んできた習慣はすべて、シナジーを創り出す習慣の準備だったと言える。」とまで述べている習慣です。シナジーとは、全体の合計が個々の総和よりも大きくなることです。「1+1+1=」が「3」ではなく、「10」にでも「100」にでもできるようなことを意味します。

    例えば二本の木材を重ねると、一本ずつの総和よりも支えられる重量ははるかに大きくなります。人間社会では、男女の関係のように、お互いが弱みを強みで補いあい、結びつくことでこの世に新たな生命を生み出すことも可能です。

    シナジーを生み出すためには、人がそれぞれ異なる価値観や性格、能力について尊重することが大切です。そして互いを尊重するために、人が世の中をそのまま見ているのではなく「その人の見たいように見ている」と気づき、自分の見方にも限界があることを素直に認めましょう。

    自分の価値観を明確にした上で自分のコントロールできる物事に集中するともに、家庭や自分が所属する組織で他者に対して勇気と思いやりを持って接します。まずは相手を心から理解し自分を理解してもらえれば、自ずとシナジーを生み出す関係性を生み出せるようになるでしょう。

    第7の習慣 刃を研ぐ

    「『刃を研ぐ』ことは、自分の人生に対してできる最大の投資である。自分自身に投資することだ。人生に立ち向かうとき、あるいは何かに貢献しようとするときに使える道具は、自分自身しかない。」

    引用:スティーブン・R・コヴィー博士著『7つの習慣』

    第7の習慣「刃を研ぐ」は、第1〜6の習慣を実践・実現するために、自分自身の価値を維持し高めていくための習慣です。自分を作っている4側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)について、日頃から管理し積極的に投資をしていくことで、自分自身の再新再生を図ります。

    まず肉体的側面では、自分自身の身体を普段からいたわり、大切にすることが述べられています。栄養バランスの取れた身体に良い食事を摂取し、定期的な運動を行い、リラックスのための休養を取ることが重要です。

    精神的側面は、自分の人生を自ら導くために自分の価値観や目的・方向性を見つめ直し、心の栄養を与える習慣を指します。例えば日々の取り組みの中で、自分にとってのバイブルを読むことや瞑想すること、自分の生きる目的を考えること、日記を書くことなどが大切です。

    知的側面とは自らを教育し続けることです。大局的な問題や目的に対して、他者のパラダイムを参照して自分のパラダイムを見つめ直し、改善し続けることを指します。優れた古典文学や自伝、良質な雑誌に触れることや、日記といった文章を書くことで、自分の体験や考えを論理的にまとめることが挙げられています。

    社会・情緒の側面は、主に第4〜6の習慣において成果を出すために、自身の心の安定を図ることについて述べられています。そのために正しい原則に基づいた価値観を持つことや、自分の得意な分野で人の役に立つことが重要です。

    4つの側面はすべてをバランスよく磨いていく必要があります。どれか1つでもおろそかにすれば、他の3つの側面に悪影響をもたらします。一方で、肉体を鍛えることが心の安定に繋がるように、1つの側面を磨けばその他の側面にも良い影響を与えられるため、毎日少なくとも1時間は刃を研ぐことに時間を充てていきましょう。

    人格主義でしか、真の成功は得られない─

    『7つの習慣』では、人生哲学や自己啓発の考え方の潮流として、「人格主義」「個性主義」という表現が出てきます。

    「人格主義」とは人生における成功や望む成果を得るために、自らの根底をなす考え方や人格・価値観を変容させることを通して成し遂げていくというパラダイムです。一方で「個性主義」とは、社交的なイメージの作り方やポジティブシンキングなど、小手先のテクニックによって、望む成果を得るパラダイムを指しています。

    コヴィー博士は、個性主義のような小手先のテクニックだけは傷に対する応急処置に過ぎず、真の解決には至らないとしています。確かに個性主義は、目に見える行動やテクニックだけに終止していることが多いため、実践しやすく、一見成果が出やすいと感じる方法です。しかし個性主義的に小手先のテクニックだけを変えたところで、自分の本質的な部分や人としての魅力や、他者との深い信頼関係を作る考え方・能力などは醸成されにくいため、どこかでうまくいかなくなる可能性が高いでしょう。

    誠実さや正直さなどの原則に基づいて、自分の持つ根本的な考え方や人生の方向性、世界や他者に対しての向き合い方を見つめ直すことで、人生の根本的な変化や問題解決につながります。

    7つの習慣を、自分の人生に取り入れるには?

    基本的な原則の詳細を把握した上で、実際に行動したい方のために『7つの習慣』を人生に取り入れるための最初の一歩を紹介します。

    まずは「インサイド・アウト」の考えで、今の自分を取り巻く状況を客観的な事実を中心に、捉え直してみましょう。他人のせいではなく、これまでの判断や行動が今の状況を作り出していると考えてみたとき、あなたは「自分が人生の主人公であり、自分の人生は自分で切り開ける」ことを再認識できるかもしれません。

    さらに、自分が世の中に対して持つパラダイムや態度・行動を見つめ直して、自分が望む成功と達成できない理由を自分のなかに見出せます。世の中や他者と自分を比べて、今持っているパラダイムとこれから持つべきパラダイムを認識することで、自分と在りたい姿とのギャップを明確にしましょう。

    その後、第1の習慣から順に『7つの習慣』をそれぞれ取り組み、徐々に日々の習慣に落とし込んでいきましょう。

    7つの習慣セルフコーチングで楽しく学ぼう


    今回は『7つの習慣』の全体の内容について、まとめて解説しました。『7つの習慣』は文量も多く、内容も深いため、一度読むだけでは理解して実践するのは難しいかもしれません。

    『7つの習慣』を実践し、自分のパラダイムや人格を変化させていくことは、自分の人生を好転させていく上で絶大な効果がありますが、実際に続けることには相応の難しさがあります。実際にコヴィー博士自身も「私自身、『7つの習慣』の全部を実践するのは大変です。悪戦苦闘の毎日です。」と語っています。

    インサイド・アウトによる自身の変化は、1人の力だけで取り組まなくとも問題ありません。『7つの習慣』をさらに理解して実践するために、今回は7つの習慣セルフコーチングを用意しました。『7つの習慣』を通した自己対話を実践してみたい方はぜひご参加ください。

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